養殖
さまざまな魚を稚魚から育てるのをはじめとして、カキやホタテといった貝類や
ノリなどの海藻類を人工的に管理、育成するのが養殖のやり方です。
養殖する魚介類は水域の特性にあったものを育て、大きな水槽を使って行う陸上
養殖と、海のなかにいけすを作る海上養殖があります。
個人経営の養殖業者がほとんどで、大半が養殖以外の漁業と兼業しており、真珠
などの養殖は大規模な会社組織がやっているようです。
いずれの養殖も養殖物の性質をしっかり把握したうえで、健全に生育するよう水温、
水質、プランクトンの発生状況などの環境に常に気を配り、適切な生育環境を整え
ることが必要になります。
養殖物の生育の状態や年ごとの需給バランスから価格が変わるので収入は安定
せず、年によって収入の変動が大きいのが特徴です。
養殖業を営むには水産関係の高校や大学で養殖の知識は学べますが、やはり現場
経験を通して勘や技術を身につけていくのが一番だといいます。
天候や環境の変化に敏感な生き物相手の商売ですので緊急時には悪天候下での
厳しい作業に取り組み24時間体制で対応できる体力と精神力が不可欠になります。