刀鍛冶職人(刀匠)
日本刀を作る職人を刀鍛冶職人といったり刀匠と呼びます。崇高なる品格と芸術性、
精神的要素を秘めた日本刀は、日本が世界に誇る文化遺産であり、 その歴史と
伝統の輝きに見る者は深い感銘を受けます。
日本刀は玉鋼(たまはがね)を使い、火床で加熱し、たたいては延ばすという作業
を永遠と繰り返し、気の遠くなるような工程の末、一本の刀を鍛えあげます。
江戸の300年と続いた平和な時代に刀鍛冶の技術は1度廃れてしまい、その後
幕末の頃に再び刀職人に脚光があたりましたが、1度廃れてしまった刀鍛冶技術
を取り戻すことは難しく、名工といわれた刀鍛冶職人の技術は今や国宝として残る
刀にのみ見られるだけで再現することはできなくなったといわれています。
刀鍛冶職人になるには、実際に刀匠に弟子入りすること以外方法はありません。
伝統を伝える刀鍛冶職人ですが、刀鍛冶の多くは経済的に恵まれているとはいえず、
また責任の重さから弟子を採ることに消極的な人がほとんどで、余程の熱意がなく
ては入門することはできません。
また、入門しても途中で挫折する人が大変多くいるといいます。弟子入りしてから
5年以上の辛い修業に耐えられるかよく考えなくてはなりません。
【刀鍛冶職人の資格 】
■ 刀匠
刀鍛冶になるためには刀匠資格を有する刀工の下で5年以上の修行をして、
文化庁主催の作刀実地研修会を終了する必要があります。
この研修会へは4年の修業を終えた者から参加が認められます。
研修の内容は作刀一般の技術、知識で、基礎的な技量が無いと終了が難しく、
ほぼ実地試験の役割を果たすため修業はかなり真摯なものが要求されます。